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大阪ええまちプロジェクト、 プロボノ1DAYチャレンジレポート!(2)

2018年1月10日

プロボノワーカーと一緒に地域団体のチャレンジを進める活動、1DAYチャレンジ。1日の活動を終えて、全チームが一堂に会して成果報告会が行われました。

 

今日1日の濃い体験を、各チームが報告。

18時半より成果報告会開始。会場に、プロボノワークを終え充実感いっぱいのメンバーが集合。

 

各チームからの成果報告が始まりました。与えられた報告時間は各チーム4分! 時間をオーバーすると容赦なく、警告音を「チーン」と鳴らされてしまいます。それでもさすがのプロボノメンバーたち。どのチームも段取りよく話を進めました。

 

トップバッターは「介護支援の会 松原ファミリー」さん。

 

介護支援の会 松原ファミリー

まずはリーダーが団体の紹介を行い、メンバー1人1人が今回の取り組みについて、団体のために準備したこと、1DAY当日に行ったことなどを紹介しました。

 

活動と認知症のことを知ってもらうためにFacebookの立ち上げを目標として活動したこと、継続的な投稿を支えるために団体にどんなことが必要かを考え、事前オリエンテーション後に、マニュアル作成をしたとのことでした。プライバシーに配慮して写真を掲載する際には認知症の方の顔を隠す方法の手順などや、運用の説明などを入れ込み、当日はそのマニュアルを見つつの進行となったようです。

 

当日は、団体さんと一緒にFacebookに登録するところからスタート。代表の方にも実際に使っていただきながら、「必要な手順は大丈夫」と言ってもらえて、Facebookを立ち上げる、という本日のミッションは無事に終了しました。

プロボノチームからも様々な感想が聞かれ、中でも支援先代表の熱い思いを聞いたことで、人というのはこれほどまでに他人のことを考えて活動できるのかと感銘を受けたという言葉もありました。

 

支援先代表の豊永さんもこの時会場に来られていました。認知症のデイサービス事業がメインですが、小学校・中学校、府立大の学生がボランティアで来るなど、活動も幅広く、そうしたことを知らせるための良いきっかけとなったという言葉をいただきました。自分たちの活動を世界にもっと広げるという手段としてFacebookはありがたいツールであることを述べられ、プロボノワーカーにも感謝の言葉をいただくことができました。

 

関西生活文化研究会 おでかけ

事前ミーティングで最初のヒアリングログを確認した際、団体様が求める内容を1DAYで本当にできるのかと不安になったというメンバー達。さらに事前準備を経て、ヒアリングに参加し、問題点がたくさんあることも感じ、さらなる不安が募ったようです。しかしまず、どのような登録フォームのサービスを使えるかをチームで話し合い、使えそうなサービスの一覧表を作り、比較をしたとのこと。使うサービスを決定し、サンプルページを作り、選んでもらうこととなりました。最終的にFormsというサービスを使うことになり、団体からもとっても気に入ってもらえたようです。チームメンバー一同、役割分担を明確にそれぞれが強みを活かし合えば1DAYでもできるんだ!という自信と確信を強くしたそうです。

 

メンバー達からは、比較表を作ったことが効果的であったという意見が聞かれました。また、仕事をしながらコールセンター並みの発注を受けている支援先さんに、余裕を持たせてあげたいと思って取り組んだとの意見も。IT系にはあまり強くないメンバーは、ITリテラシーが高くない方が予約フォームを使うためにはどうしたらいいのかという意見を積極的に出したとのことでした。

 

チームのメンバーがそれぞれで視点を持ち、支え合うことで、プロジェクトを成功に導くことができました!

 

五月が丘北むつみ自治会

今回のチームの中で唯一、男性だけのチームで取り組みました。

当日は支援先のご都合で、チームが事前に完成させたチラシをお渡しする納品会を行いました。

 

今回の目的とそれまでのスケジュールをスライドで示し、リーダーが説明。2回目のミーティングで案を持ち寄り、投票形式でデザインを決めたとのことでした。4案を提出し、1案に絞られたものをさらにブラッシュアップするというやり方で作り上げたとのこと。タイトルの見やすさ、内容のわかりやすさが決め手となったということでした。

 

たくさん飛び出したキャッチコピーのアイデア、情報の配置へのこだわりなど、プロボノチームもそれぞれ熱い思いを持って、取り組んだことで、無事にプロジェクトは終了しました。メンバーの中には、初めてのプロボノ参加となった方もおり、やり遂げた充実感に満ちていました。

 

共に自立あくしょん

まず、当日に作ったチラシを会場全体に配り、観ながら聞いてもらうという形をとりました。

 

支援先のご要望を説明した後、全体スケジュールと事前に実施したヒアリング、リーダーの団体訪問、及び、当日について簡単に報告しました。当日はチラシのフォーマットを作り、今後の作成方法の引き継ぎをしたと報告しました。会場に配られたチラシは本当にイベントの実施を告知する本物であることもアピール。

 

メンバーは、自立支援という世界に初めて触れたこと、団体の方の働き方への興味、ライブ感たっぷりだった当日の作業は自分の世界が広がるきっかけになったとそれぞれ感想を述べました。

 

支援先の代表も当日は同席され、1ヶ月間、プロボノワーカーとともに動いたことを報告。チラシができたことで、今後地域支援センターにもコンタクトしやすくなったと感謝の言葉をいただくことができました。

 

NPO 社会福祉センター まごころ

「まごころ」さんは、昨年設立された団体で、もともと代表が、新聞販売の仕事をしていた時に、電気の取り付けなどのお困りごとにも対処していたことから生まれた団体であることを説明。これまでにも作っていたチラシを刷新したいというご依頼に加え、淀川区のミニコミ誌へ出向を予定している広告記事についてもアイデアが欲しいとのことでした。活動としては事前ヒアリング、ミーティングを経て、当日を迎えました。

 

「安心感を伝える」「活動内容を明確にする」ことをコンセプトにアイデアを出し合って、4案を提出。様々な意見が出たという話から、メンバーの意欲が感じられます。ミニコミ誌の広告は、情報量を整理して見やすく作ることにこだわったということです。

 

今回の活動を通して、団体の熱い思いを感じ、地域を自分たちで変えようとする意気込みにプロボノチームは感動したということでした。

 

SASAE 愛 太子

今回の中で一番遠い支援先ではありましたが、プロボノチームは太子町まで訪問し、支援先とともに1日を過ごしました。

まず幅広い活動をPRするためのFacebookを作るというミッションにおいて、デモページを作ることからスタート。支援先のメンバーにはFacebookを知らないという方も多く、まずはFacebookで出来ることを知ってもらい、ツールをどのように活用して誰にどう動いてほしいのか、どのように活動を発展していけるかを話し合いました。

 

支援先にとっては新しい取り組みでしたが、大阪ええまちプロジェクトのFacebookページにリアルタイムに太子町でのその場のワークショップの様子を伝える投稿が上がった時の「おぉー」という高揚感はなんとも言えないものがあったとのこと。今後Facebookを通じて文字、写真、映像など伝達手段広がる可能性を感じ、住民の皆さまが前向きになったとのことでした。

 

プロボノメンバーにも支援先の喜びようは伝わり、熱意があるのでこれからもっと発展するのではないかと嬉しくなった様子。Facebookにその場で登録した支援先メンバーもいたようで、世界が広がる瞬間を目の当たりにすることができたようです。

 

太子町の社協から同席してくださった生活支援コーディネーターの貝長さんからは、総合事業や新地域支援事業に取り組む人々において、情報発信は苦手とされる分野。1DAYでプロボノワーカーに協力いただき、いい刺激をもらえたこと。有意義な1日だったと感想をいただきました。

全体の報告が終了し、ホッとした表情の面々。この後、交流会が行われました。

 

1日のミッションを終え、充実感にあふれたプロボノワーカーたち。

食事をしながらの交流会では、チーム同士の労いの乾杯の後、1人ずつの感想を。たくさんの意見が聞かれ、プロボノワーカーそれぞれがこの経験を貴重なものと感じている様子が伺えました。

チームを超えた交流もあり、大阪ええまちプロジェクトへの想い、プロボノへの思いを共有しあったプロボノワーカーの面々。今後の自らの発展、大阪ええまちプロジェクトの発展について語り合うなどの一面も見られ、短い期間にもご支援先、プロボノワーカー双方に手応えを感じられた1DAYチャレンジは無事幕を閉じました。

 

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