• いくつになっても住みやすい「ええまち」づくりを応援するプロジェクト

プロボノプロジェクト

大阪の高齢者の介護予防・生活支援に取り組む団体が、運営基盤強化や広報などの課題解決に挑みます。
社会人経験を通して培ったスキルで解決するボランティア「プロボノ」とともにチャレンジ!

高槻市

富田健康を守る会

これからも地域を支える病院と、協働する市民ボランティアへのニーズを探ろう

完了

チャレンジ内容

40年前、高槻市富田にて、地域住民の手で病院を作るための活動からはじまった「富田健康を守る会」。この活動からできた「富田町病院」では、自分たちの作った病院として近隣の市民がボランティアに関わってきました。病院のスタッフには専門職でしかできないことに従事してもらい、シーツ替えや、かつては入浴介助などもボランティアによって支えてきました。
また、病気予防として元気なときから病院と接点を持ってもらえるように、イベント(バザー・運動会・餅つき等)やサークル活動(コーラス、囲碁、地理歴史勉強会等)や集いの場(体操・映画鑑賞等)の企画と運営をしています。その他にも、患者会、家族会活動や見守り支え合い活動を行っています。大阪府内の病院ボランティアの中でも、人数や活動の多い団体の1つです。
しかし、この5~6年で、専門職とボランティアの役割分担が厳格になったことや、新型コロナウイルス感染症の拡大によって、ボランティアでできることが徐々に減ってきました。また、会員の数も年々減少しており、運営に関わるボランティアも高齢化している状況があります。
一方で、富田町病院は在宅看護や地域包括支援センターの運営も担い、住みなれた地域で暮らし続けるための医療の専門家として、病院スタッフは病院の建物以外での活動も広がってきています。
その中で、富田健康を守る会が病院とともに目指すべき地域づくりや、活動はどのようなものかを、改めて考えていきたいと思っています。
今回のプロボノプロジェクトでは、富田健康を守る会の今後の活動の方向性を検討するためのニーズ調査を行います。病院の経営者やスタッフ、患者やボランティア等へ話を伺い、病院や地域で求められているボランティアニーズを明らかにしていきます。この調査を通して、富田健康を守る会がこれまで積み重ねてきた取り組みの成果や価値を再確認した上で、現在地域で求められていること(在宅医療・介護なども含む)を明らかにしていくことで、これまで関わりのあったボランティアの皆さんの気持ちを高めることに繋げます。また、新たに参加する方にも、「やってみよう」と参加しやすくなるきっかけとなることはどんなことなのか、提案をしていきます。

100%

チャレンジの進捗

2022/12/14更新

2022/10/05

キックオフ事前ミーティングを実施しました。

2022/10/13

ママボノチームメンバー6名(1名欠席)、団体からは、4名の参加でキックオフミーティングを実施しました。
チームから自己紹介・団体の理解をお伝えし、現状の認識のすり合わせをし、
ヒアリング対象者や項目についても内容を検討していきました。

守る会の副会長さんからは
「みなさんと一緒にできることが夢のよう。若い方とお話しできて嬉しいしとても楽しみです。ぜひ守る会にお越しください」
「ママボノのみなさんと一緒にプロジェクトをすることで、今後の展望が見えてくるといいなと思っています」
とコメントをいただきました。

チームからは
「地域に対しての思いが強い団体ということが、お話することでより伝わり
お力になりたいと思いました」
「団体の思いを大切にしながら、期待に応えられるように活動していきたい」
とコメントがありました。
また、高槻に縁のあるチームメンバーもいて、
団体だけでなく、高槻市富田についても触れていきながら
これから約2か月間の活動を進めていきます!

2022/10/17

活動現場見学・体験を実施しました。

2022/11/16

中間提案を実施しました。
活動見学の様子や、外部へのヒアリング結果を報告し、具体的な守る会への功績・強みや期待をお伝えしました。
守る会は、地域にとって重要な居場所で拠点となっていることが外部ヒアリングからも明らかになりました。

また、コロナ禍でのボランティア活動事例などの調査結果を共有しました。

今後の守る会に関しては、
病院では目を配ることが難しい「暮らしの中」の健康・つながりを守る存在になるとよいのでは、
ということや通いの場を通し世代を超えたつながりを深め、地域の子どもを共に育てるという案などをお伝えしていきました。

最後に、守る会さん・チームのみなさんから本日までの感想を共有してミーティングを終えました。

2022/12/08

最終提案ミーティングを実施しました。
約2ヶ月の活動を振り返りつつ、成果物として以下のものをご提案しました。

1.簡易報報告書:守る会や関係者等への配布用にまとめたヒアリング及びアンケート調査結果
2.アイディア集:ヒアリング及びアンケート調査で聞かれた守る会への期待に応じた活動のアイディア集
3.内部向けアンケートひな型:内部ヒアリングに活用いただけるアンケートひな型
4.ヒアリング・アンケート調査の生データ

”病院では目を配ることが難しい、「暮らしの中」の健康・繋がりを守る存在へ”というテーマのもと
それぞれの担当から、一つひとつ丁寧に思いを込めて調査結果やアイディアの説明をしていきました。

守る会さんからは、「ここまでよく聞き取っていただき、まとめていただいたと感謝しています」
「中間提案の情報だけでも満足なものだったのに、分析いただいた内容や手法も本当に勉強になり、次の守る会を考えることができた」
「多岐にわたって考えてもらってうれしいです。
お母さん目線での意見をたくさん聞けて、すごい成果があったと思いました」
「若い世代との交流に関しては、考えていたが、もう少し先に考えようとは思っていたが
新しいボランティアの方に来てもらえる可能性が広がっていくと思った」
とコメントをいただきました。


ママボノのメンバーからは、
「このプロジェクトが始まる前は、守る会さんとの世代の違いや、課題感の違いに関して心配していたが
子育て世代との課題が一致するので、一緒に解決できることがあるのではと感じました」
と、プロジェクトを通して大きな気づきがあったようです。


今後ママボノチームの提案を活用して、活動を進めていかれることを願っています!

2022/12/10

報告に対するフィードバックと承認を実施しました。

2022/12/14

成果報告会と相互フィードバックを実施しました。

同様の課題にチャレンジする団体はこちら
同様の課題に
チャレンジする団体はこちら
「プロボノプロジェクト」一覧を見る