「プロボノ」とは、「公共善のために」を意味するラテン語 pro bono publico を語源とする言葉で、「仕事で培った専門的なスキル・経験等をボランティアとして提供し社会課題の解決に成果をもたらすこと」を意味します。
もともと弁護士などの一部の職種で、専門知識を活かして取り組むボランティア活動をプロボノと呼んでいましたが、近年、幅広い職種・分野へと広がりを見せています。日本では2010年が「プロボノ元年」と言われ、経営戦略、マーケティング、IT、建築、映像、デザインなど、さまざまな経験・スキルを活かしたプロボノ活動に、関心が寄せられるようになってきました。
プロボノに参加するボランティアを、プロボノワーカーと呼んでいます。プロボノワーカーには、若手からシニア世代、さらに、退職者なども含めて、幅広い経験・スキルをお持ちの人が参加しています。
プロボノのスタイルには、個人で行うものからチームで取り組むものまでいろいろなバリエーションがありますが、大阪ええまちプロジェクトでは、5名前後のチームを編成し、期間と成果を定めてプロボノ活動に取り組む「プロジェクト型支援」を行っています。目指す成果物の支援内容や規模に応じて、1~6ヵ月程度の期間でプロジェクトを進行します。
プロボノワーカーと地域団体・NPOとの協働を通じて、大阪府内の地域を「ええまち」にしようと頑張っている地域団体・NPOを応援します。
応援した団体にとって、情報発信や運営改善、事業戦略など、団体が抱える課題を解決し、運営を支える基盤強化に役立つような具体的な成果物の提供を行うことで、活動の活性化に寄与します。地域団体の活動が活発になることで、その先にいる府民の皆さまのよりよい暮らしづくりを応援していきます。
2017年度からスタートした大阪ええまちプロジェクトでは4年間で72件のプロジェクトを実施し、地域団体・NPOを応援してきました。
プロボノによる応援に関心があるNPO・地域団体の皆さま、また、プロボノワーカーとしてご参加に関心がある皆さまへ
随時、説明会を開催しております。ご都合の合うタイミングにて、説明会へのご参加をお願いします。
▼これまでに支援を受けた団体の声はこちらからご確認ください。
自治会主体で移動支援組織を設立・運営するためのマニュアル作成の事例紹介(不動ヶ丘高齢者等生活支援プロジェクト ほっとらいふ)
なぜ大阪ええまちプロジェクトにサポートを依頼したのか?その期待と成果とは(茨木シニアカレッジ、介護支援の会 松原ファミリー)
▼過去ええまちプロジェクトに参加したプロボノワーカーの経験談はこちらからご確認ください。
趣味のマラソンにも通ずる「少しずつを積み重ねる」楽しさ(西山田ふらっとサロンを支援した藤村さん)
新規事業のヒントを求めて。「大阪ええまちプロジェクト」で得られたこととは?(松原ファミリーを支援した高岡さん)
Faceobookアカウント登録からのチャレンジ!超ポジティブな太子町の皆さんから元気をいただきました(SASAE愛太子を支援した浦上さん)
自分がやらなきゃ!プロボノワーカーからコミュニティスペースの担い手へ転身!(茨木シニアカレッジ、NPO社会福祉センターまごころの2団体を支援した金山さん)
また、他地域、他団体にも参考になる成果物は本ウェブサイト内でダウンロードが可能です。ぜひご活用ください。