日本はすでに「超高齢社会」真っただ中
大阪府の65歳以上の人口は26.1%です(2015年)。
つまり、大阪の4人に1人以上が、65歳以上です。
国連は65歳以上の人口が21%を超えた社会を「超高齢社会」と定義していますが、すでに日本は、世界でも有数の「超高齢社会」に突入しているのです。
10年間で+46万人!?
特に、2015年から2025年までの10年間で大きく伸びるのは、75歳以上(いわゆる後期高齢者)の人口です。
これは、戦後のベビーブーム生まれの「団塊の世代」が高齢化するためです。
10年間で46万人が増えると推定されており、急激な人口構造の変化が見込まれています。
さらに団塊ジュニア世代が65歳以上となる2040年に向け、生産年齢人口の減少が加速し、高齢者人口がピークを迎えます。
75歳以上人口は2055年まで増加傾向となっており、介護ニーズの高い85歳以上人口は2035年頃まで75歳以上人口を上回る勢いで増加し、2060年頃まで増加傾向が見込まれています。
要介護認定率が全国一高いという、大阪の課題
ご存知でしたか?
大阪府は、日本で最も要介護認定を受ける人の割合が高く、介護保険の被保険者1人当たりの介護費が最も高額になっています。
介護を必要とする人が全国平均と比較して多いという現状は、大阪府の課題と言えます。