「大阪ええまち調査隊」では、府内の市町村を対象に、地域単位(町会・小学校区・中学校区…など)で、地域の過去・現在・未来の人口構成や既存の調査(高齢者実態調査、住民意識調査…)のデータを分析し、「これからのええまちづくり」に向けた地域ごとのポイントを掘り下げます。
河内長野市は、人口10万人弱(世帯数約4.8万世帯)、高齢化率は約37.6%(令和7年3月末時点)、大阪府の南東部の南河内地域に位置する市で、和歌山県・奈良県とも接しています。昭和から平成初期に行われた多数のニュータウン開発により一時期は人口が12万人を超えていましたが、年々人口減少が続き、現在は府内の市で最も高齢化が高い水準です。また、市域の約7割が山林であるという地理的特徴も持ちます。
市では現在、開設から20年以上が経過している2つの地域福祉センター(キタバあやたホール・くすのかホール)の施設機能の見直しを進めています。設備の老朽化に伴う大規模改修を前に、地域住民とともに、これからの地域にとっての“拠りどころ”のあり方や、地域活動の拠点として求められる役割を考える場が設けられています。
大阪ええまち調査隊では、市街中心部をはさんで東西にある2つの地域福祉センターの周辺の小学校区を主な対象として、人口動態や、地域活動への参加、地域住民のニーズや求められる地域活動等の実態についてデータ分析を行い、過去から現在にかけての変化と、市内その他の小学校区との比較により地域の特性を明らかにすることで、地域に必要な居場所や活動づくりなどの取り組みにつなげていくことを目指します。
チャレンジの進捗