大阪ええまち調査隊

大阪府内の市町村がそれぞれ取得している独自の調査データと、
国勢調査などのオープンデータをもとに小学校区や中学校区等の地域別に分析。
分析結果をもとに「これからのええまちづくり」に向けた
地域づくりを担う関係者との話し合いや活動の展開につなげることを目指します。

四條畷市

住民の健康度と日々の過ごし方との関連性について 地区別にデータ分析をしよう

完了

チャレンジ内容

「大阪ええまち調査隊」では、府内の市町村を対象に、地域単位(町会・小学校区・中学校区…など)で、地域の過去・現在・未来の人口構成や既存の調査(高齢者実態調査、健康意識調査…)の結果データを分析し、「これからのええまちづくり」に向けた地域ごとの特徴を掘り下げます。

四條畷市は、人口5.5万人弱(世帯数=約2.5万世帯)、高齢化率は約26%、大阪府内東部・北河内エリアにあります。市中央部分を生駒山系が隔てて西部エリア/東部エリアと大きく分かれる地理的な特徴があります。市では、住みなれたまちで気持ちも身体も健やかに過ごせるよう、各地域の特長を大事に住民同士の支え合い・助け合いの活動がうまれることに向けて取り組んでいます。
参考:大阪ええまちプロジェクト 「見て知ろう となりのええまち」記事より
https://eemachi.pref.osaka.lg.jp/activity/shijonawate/
特に、まちの中に社会的役割があり、暮らしの中で無理なく継続できる健康づくりの観点からも「居場所」の充実に力を入れています。市では各エリアの生活支援コーディネーターとともに、新たな居場所の立ち上げや、既存の居場所の運営を継続するために、住民との対話・体制づくりに取り組んでいます。
今回のプロジェクトでは、市民の健康や介護予防の意識や関心の傾向を地域ごとに分析し、健康づくりの実態(疾病の状況、健康づくり活動への関心や実施状況)と暮らしへの意識(自身のやりたい事・関心のあること)を掛け合わせることで隠れたニーズを明らかにしようとするものです。
分析結果を用いて、今後地区ごとに、我が町のこれからを考えるきっかけとして対話の機会をつくり、住民が地域への愛着やそれぞれの関心に沿ったこれからの暮らし方・住まい方を考えて行動を起こして、やってみたいことに挑戦できる前向きな気持ちでの活動創出を目指します。

100%

チャレンジの進捗

2023/10/01更新

2023/07/25

オリエンテーションを実施しました。
既存の国勢調査や市が実施した調査をもとに、地区(小学校区)別の分析を進めていきます。
分析=数字だけの話にならないよう、よい仮説を持って臨めるよう、ミニ講座では、地区別分析の数字を使って現状とこれからを見つめるためのポイントについて、お話もお聞きしました。
普段のプロボノでの支援とは異なる、少し新しいプログラムですが、前向きな気持ちでスタートが切れました。

2023/08/05

チームメンバー全員が揃ったキックオフミーティングを実施しました!
簡単な自己紹介の後、リーダー役が作成した「四條畷市が100人のまちだったら?」の共有から始まり、改めてプロジェクトのゴールや四條畷市から提供されている各種資料の概要を全員で確認しながらミーティングは進行。
それぞれのデータを深堀して確認する役割分担や、四條畷市へのヒアリングやまちあるきに向けた調整を進めることも決まり、1時間の中で濃密な打ち合わせになりました。

2023/08/24

四條畷市職員のお二人とプロボノチームのオンラインでの初顔合わせミーティングにてヒアリングを実施しました!

双方での自己紹介の後に、「IIHOE [人と組織と地球のための国際研究所] 」の川北秀人さんのブログで紹介されているエクセルツールをもとに、国勢調査データを活用して作成した「四條畷市が100人のまちだったら?(2000年→2040年)」を共有するところからスタートし、四條畷市についてヒアリングをしていきました。

事前に共有いただいている市民健康意識調査や高齢者向けのニーズ調査データに関してのそもそもの実施目的や、四條畷市の特長を知るための設問についての確認なども含めて、今回のプロジェクトで目指すゴールイメージも確認しました。
10月1日の成果共有会に向けて今後の進行についても確認して、さらにデータの分析を進めていきます。

2023/09/03

四條畷市内のまちあるきをして、地域の様子や特徴を感じました。

2023/09/21

中間提案ミーティングを実施しました。

2023/09/29

収集した情報のまとめと分析を実施し、成果共有会に向けて支援先へ資料を共有しました。

2023/10/01

2チーム合同で、成果共有会を実施しました。
冒頭の特別講座では、データを用いた対話のストーリーを考える上で、「誰のために、誰が動くのか」を考えるための数字であること、「困りごとの問題構造をとらえるため」に活用する、という要点についてお聞きしました。
その後、チームからの発表では、人口動態を全6小学校区と四條畷市平均との比較で示し、その他のデータも地区別に整理した「地域カルテ」と、「愛着と地域参加に関する考察」について発表しました。
発表の内容を受け、講師からも「愛着がすでにある方と、これからの方との対話の仕方やコミュニティへの関心喚起の呼びかけ方には留意が必要ですね」と実践的なアドバイスもありました。
後半は、主に「地域カルテ」を住民との対話に活かすための進め方について、担当いただいた市職員さん・生活支援コーディネーターさんとワークショップを通じて考えました。
プロジェクトでは成果物をお渡しして完了となりますが、地域づくりに向けての活用はこれからがスタートです。

2023/10/01

成果共有会後、お渡しする書類の最終化(最新の居場所データを盛り込む)をし、成果物をメールでお送りして完了しました。