プロボノプロジェクト

大阪の高齢者の介護予防・生活支援に取り組む団体が、運営基盤強化や広報などの課題解決に挑みます。
社会人経験を通して培ったスキルで解決するボランティア「プロボノ」とともにチャレンジ!

堺市

南いきいきファーム推進会「みないき農業塾」

スキルを発揮しながら、収入も得られる。シニア世代の活躍の場を生み出そう。

完了

チャレンジ内容

みないき農業塾は、堺市南部にある1,000坪の農地を活用し、本格的な農業技術が学べる農業塾として、平成24年から活動を続けています。農業の経験がない人でも、1年間のカリキュラムを通じて、減農薬・有機肥料で美味しい野菜をつくる技術を習得していきます。その中心となっているのが、退職したシニア世代のみなさんたちです。さらに、塾の修了後も、畑の管理・運営を分担するなど、継続的に関わりつづけています。
みないき農業塾では、農業技術を身に付けたシニア世代が、やりがいと金銭的収入が得られるような就労の場づくりを目指し始めています。現在取り組んでいる、収穫した農産物の販売に加え、今後、一般の利用者を対象に、より手軽に参加できる会費制の市民農園として運営することで、新たなコミュニティビジネスの創出の可能性を構想しています。これらの課題を踏まえ、農業塾としての財政など事業計画を見直し、新しい仕組みを検討したいと考えています。
大阪ええまちプロジェクトでは、みないき農業塾の事業計画をご一緒に考えながら、シニア世代のやりがいと収入を両立する場づくりを応援します。

100%

チャレンジの進捗

2018/03/18更新

2017/10/04

キックオフミーティングを実施しました。
みないき農業塾でボランティアとして活動しているスタッフに謝金が払えるよう、運営基盤を強化したいとお考えの柴田さん。今後農園の利用プランを増やしていきたいというビジョン、その中で農福連携も考えておられるなど、目標をしっかり伺えることができました。

その課題に対し、

資金調達
団体のビジョン
マネジメント
販売
マーケット
スケジュール
ネットワーク

とテーマに分け、プロボノチーム内で質問がまとめてありミーテングはスムーズな滑り出しとなりました。

柴田さんの熱意を直接受け取ったチームの皆さんは、この後またミーティングへ。やる気に満ち溢れた双方が混ざり合うことで、どんな事業計画が出来上がるか楽しみです。

2017/10/14

キッオクフ後、初めてのミーティングを実施しました。

ミーティング当日までに、キックオフで支援先団体からの話を受けて、各位が思い思いにアウトプットしたものをオンラインで共有し、これらがディスカッションの材料となりました。

ヒアリングや議事録からの現状分析
団体の財源について
競合について
顧客やサービスの価値について
調査方法や情報取集ツールについて
スケジュールと各フェーズについて

こういったところを話題にしながら、情報を身体に馴染ませつつ、具体的なワークへの助走をつけた、そんなミーティングでありました。

2017/10/29

現場見学と、団体さまとのミーティング2回目を実施しました。

プロボノチームが、南いきいきファーム推進会さんが利用する圃場(ほじょう)と、周辺施設を見学しました。圃場とは、作物を栽培する田畑のことをいいます。

新規事業となる市民農園に関する調査方針の調整を行いました。直近の作業では、他事業者などの情報を収集〜分析し、立ち上げや運営に必要不可欠な要素を洗い出していきます。この作業について、団体側のニーズを確認し、調査の方向性が間違っていないかを確認しました。対して団体からは、利用者のレベルわけをすること、農業塾で培った潤沢なプログラムの活用をしていきたい旨、話しがありました。

運営基盤に関する課題整理では以下の点が確認されました。

農業指導の体制の安定化
情報発信の充実
やりがいと金銭的収入が得られるような就労の場を目指すにあたり、まだまだ工夫が必要であること

また、ヒアリングに関する諸調整、全体スケジュールの確認もおこない、より具体的な作業をすすめる準備が整ってきました。

2017/11/03

チームミーティングを行いました。

当プロジェクトは、新規事業の計画をつくることがミッションで、現在はその序盤である「現状分析」活動に取り組んでいます。

現状分析の材料となるヒアリングの準備をしていますが、プロボノチームメンバーが新規事業となる市民農園についてまだわからないことがあり、事業モデルサンプルを作成することでその事業性について理解を深める、という作業をすることになりました。

全体のスケジュールも修正し、役割も整理。
プロジェクトの精度が上がるきっかけとなるミーティングになったと思います。

2017/11/26

再び現場の視察を行いました!

一般参加があるダイコンの収穫体験を見学し、実際に参加された方々にお話を聞くことができました。

収穫体験後、ボランティアの運営スタッフ3名の方にもお話を伺いました。
膝を突き合わせて1時間。
団体運営に関する面で様々な情報を得ることができました。

2017/12/17

内部調査報告と今後の方針提案行いました!!

内部調査に関するデータの提供、まとめの報告、またそこから導き出した課題と、仮説、解決の方向性について話をしました。
基本的に合意にいたり、次のステップへと進んでいきます。

また、内部で発生している課題に関して進捗報告を受けました。

プロジェクトの対象範囲に影響がある内容であり、ここまでのディスカッションでも話題にされてきたものです。
前向きに前進しているようですが、まだ不確定な要素もあり、且つ近日行われる内部の会議で議論がされ、大きく進捗する予定ということなので、それについてのフィードバックを待つことに。

プロボノチームは焦らず誠実に調査をすすめてきており、(支援先)代表の柴田さんともしっかり話ができているので、外部のボランティアチームでありながらも二人三脚的な足並みを感じるミーティングとなりました。

2018/01/28

中間報告会が行われました!!

前回の、柴田さん(団体代表)とのミーティングから冬休みをはさみ1ヶ月ほどたっていますが、その間、プロボノチームは外部調査をすすめ、事業計画の骨組みを作る作業をすすめていました。

このミーティングはその作業報告と、今すすめている方向が間違いないものかを確認、必要があれば修正するためのミーティングとなります。

みないき農業塾さんは、2018年度より体制や提供プログラムが変わります。
このタイミングでの事業計画作成は、今まで手が届かなかった部分や、変えたかったことへの着手のきっかけとして、とても重要なものになるでしょう。

また一歩踏み出すことへのワクワク感と、最終スケジュールがせまっている緊張感が入り混じったミーティングとなりました。

2018/02/15

チームミーティングを行いました。
プロボノからは事業単位ごとに提案内容を掘り下げ、各担当がまとめた資料を基にプレゼンを行いました。各事業は4つ。

1.シニアの活躍の場作りを推進する。
2.耕作放棄を防ぎ、農地の有効活用の一端を担う。
3.幅広い世代の人々に、農体験プログラムの提案による地域づくりに寄与する。
4.地域循環型における障がい者の仕事づくりを支援する。

提案を行っていく中で、団体の現状を共有していただきながら、議論が進められました。
4のパートでは団体から、「構想が先読みされているようだ。」という意見が出るくらい、的を得た提案になりました。

団体とプロボノチームでの良い視線合わせができ、 最終提案に向け更にブラッシュアップしていきます!

2018/03/18

最終提案が完了しました!
10月から約半年間、じっくりみっちりと積み上げられてきた事業計画がついに完成しました。
計画では改めてクリアにされた事業理念にのっとり、4つの事業分野について触れられています。

1つ目は、みないき農業塾。今後は複数コースへ拡充を目指します。
2つ目は、卒業生の支援。その後の活動支援を継続的に行い、関係性を深めます。
3つ目は、農業体験イベントの開催数増。細分化がすすむニーズに対応していきます。
4つ目は、農福連携。仕事づくり支援、6次産業化をめざします。

そして大事なのは計画の実行です。
実行はもちろん容易なことではありませんが、半年の間に、8回のチームミーティング、6回のセッションを相互に納得しながら作った計画です。一歩一歩進んでいかれることでしょう。

事業計画作成プロジェクトはとてもハードです。
団体の皆様、プロボノチームの皆様本当にお疲れ様でした!
(早速、継続的に関わることを検討しているプロボノメンバーもいるようです!)

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