プロボノプロジェクト

大阪の高齢者の介護予防・生活支援に取り組む団体が、運営基盤強化や広報などの課題解決に挑みます。
社会人経験を通して培ったスキルで解決するボランティア「プロボノ」とともにチャレンジ!

富田林市

ゲキトモエンターテイメント

高齢化するまちへ若者が参加し活躍する場をつくり続けるための課題を整理しよう

完了

チャレンジ内容

2013年から地域の子ども・若者を対象に演劇を通じた青少年育成事業に取り組んできた「ゲキトモエンターテイメント」。2017年からは富田林市立きらめき創造館の運営にも携わり、子ども・若者の居場所として利用者同士の交流や学習の支援、相談対応を実施してきました。
活動の中で障がいを抱えていたり、ひきこもり状態の若者などとも接することはありましたが、演劇を通じて誰もが自分に合った役割を見つけたり、担い手が高齢化した地域の行事をサポートするなど、若者が世代の異なる人と交流し・社会に出るための準備としても必要な活動と考えながら取り組んできました。
近年のコロナ禍が転機となり、団体に大きな2つの変化がありました。1つは対面で行ってきた演劇ができなくなり、対面活動では30名程が参加できていましたが、オンライン活動に切り替えたことにより、最大5名程度の受け入れしかできず、ここ数年で演劇活動に関わる若者が大幅に減ってしまいました。もう1つは緊急事態宣言の発令によりアルバイトができなくなり生活困窮者となった若者への食糧支援や子ども食堂の展開が本格化してきました。子ども食堂は当初は子ども・若者を中心としていましたが、その保護者やシングルマザー、高齢者も利用しており、子ども・若者に限らない困りごとのある方全般に向けた地域の居場所になっています。1回あたり約100食を提供しており、調理や運営のボランティアとして若者や高齢者が関わっています。
これまでの活動実績からも、地域課題への取組や若者と高齢者世代との交流やつながりを周囲から期待されている一方で、その全てに応じることができていない現状もあります。また、近年の社会変化の中でも目の前の課題に対して取り組んできましたが、先を見据えて今後の活動を検討することの必要性を感じています。
大阪ええまちプロジェクトでは、団体への関係者等へのヒアリングを中心に、地域から求めていることを明らかにして今後の取組に向けた課題整理を行います。

100%

チャレンジの進捗

2024/03/31更新

2023/09/23

チームでの初顔合わせミーティングを実施しました。
自己紹介のあと、ゲキトモエンターテイメントさんのことやプロジェクトスコープに関する理解を深め、ゲキトモさんとのキックオフミーティング(10/22予定)に向けた準備の進め方について意識あわせを行いました。
初回から打ち解けた雰囲気で、よりよい活動にしたいという想いから質問や意見が飛び交い、あっという間の2時間。
プロボノ初参加のメンバーと経験豊富なメンバーが半々で構成されたチーム、一人ひとりの持ち味・得意やバックグラウンドの違いを活かしあい、活動していきます。

2023/10/22

ゲキトモエンターテイメントさんとプロジェクトメンバーのキックオフを開催しました。
プロジェクトメンバーが調査・考察をして整理した団体さんの現状と課題、今後のヒアリングと課題整理の進め方についてすりあわせを行い、団体のこと、富田林のこと、代表の谷川さんの想いなど、たくさんのお話を聞かせていただきました。
活動場所の富田林きらめき創造館の館内もご案内いただき、来館する子どもたちとスタッフの方の触れあいや活動の一端にも触れ、ゲキトモエンターテイメントさんへの理解と共感がより一層深まった時間でした。
次は、ステークホルダーへのヒアリング開始に向けて、ヒアリング依頼候補先の絞り込み、ヒアリング内容の詳細検討を進めていきます。

2023/11/18

ヒアリング活動をスタートしました。
11月中目途で、団体の理事、富田林きらめき創造館(Topic)スタッフの方、ボランティアの方、団体と関係があるNPOの方にヒアリングを実施していきます。
11月18日(土)はヒアリング第1弾としてきらめき創造館を訪問し、毎月第3土曜日に開催されている子ども食堂(トピックずーむ食堂)の見学と、子ども食堂の調理に関わっているボランティアの方、きらめき創造館スタッフの方にヒアリングを実施してきました。
写真は、子ども食堂で提供するお好み焼きの調理をしている様子です。

2023/12/24

11月から12月にかけて、理事、きらめき創造館スタッフ・元スタッフの方、演劇ボランティアスタッフの方、関連NPO団体の方、計7名に個別ヒアリングを実施しました

2024/01/29

来週の中間報告に向けて最終ミーティングを行いました

2024/02/04

きらめき創造館にて中間提案を実施しました。
ゲキトモエンターテイメント内外の7名の方にヒアリングさせていただいた結果をもとに、ゲキトモの強みや特長、見えてきた事業課題について報告書にまとめてお伝えし、意見交換を行いました。

特徴的な強みは、①若者を集める→②若者のつながりを作り続ける→③若者にスポットを当てる、の3つが繋がっていること。その結果、若者の活動が地域の高齢者にも元気をもたらし、富田林になくてはならない市民団体として認知されていることなどをお伝えしました。
また課題としては、ヒアリングを通して私たちが感じた、理事・スタッフ間の情報共有や将来像の認識合わせの必要性を提起させていただきました。

代表 谷川さんからは、コロナ禍でミーティングもオンラインになって、飲み会含めた対面活動の場が無くなってしまったことも要因かもしれないというコメントも。

3月予定の最終提案では、今後団体内の対話で活用いただけるような
①対面活動を通したコミュニケーションの大切さを言語化したもの
②ゲキトモの特徴的な強みをわかりやすくビジュアル化したもの
を作成し納品することになりました。

ゲキトモさんスタッフのつながりを深める対話につながるような最終納品物を、PJメンバーの知恵とアイデアを結集しつくりあげていきます。

2024/02/15

提案に対する回答と承認を実施しました。

2024/03/31

きらめき創造館にて最終提案を実施しました。
ゲキトモさんは、代表の谷川さん、理事の松田さん、一瀬さんに参加いただき、プロボノプロジェクトチームは初めて現地で全員が参加できました。

中間提案時にリクエストいただいた「ゲキトモの特徴的な強みをわかりやすくビジュアル化したもの」をご提示し、自分たちの強みの確認やこれからやっていきたいことなどについて、スタッフの皆さんと例えばこんなテーマで話し合ってはいかがでしょうか、というご提案をさせていただきました。

提案をもとに活発な意見交換がなされ、最終的には、ゲキトモに関わる方々が交流しあえる場や仕掛けをつくろうというアイデアが生まれました。普段はあまり交流が無い人同士が交流することで新たな何かが生まれることにつながるのでは、という期待がこめられています。

今日のこの場を持ったことで「普段、理事の間でもなかなか話せなかった課題が話せている」というコメントもいただき、プロジェクトとしてそのようなきっかけをつくることができたのは、とても嬉しく思います。
ゲキトモさんに関わる方々の交流が拡がり深まることで、この先何が生まれていくか、とても楽しみです。

最後に「これから頑張るぞ!」のポーズとともに、ミャクミャクさんの前で集合写真を撮影しました。

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