プロボノプロジェクト

大阪の高齢者の介護予防・生活支援に取り組む団体が、運営基盤強化や広報などの課題解決に挑みます。
社会人経験を通して培ったスキルで解決するボランティア「プロボノ」とともにチャレンジ!

大阪市

君彩

「ダブルケア」を知って支え合う、暮らしやすい世の中に向けて 情報発信の骨子を考えよう

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チャレンジ内容

子育てと介護などケアが重なるダブルケアの支援団体として、2020年に任意団体として活動を開始、2024年4月から一般社団法人で活動する「君彩(きみどり)」。
ダブルケアに直面しても暮らしやすい環境をつくっていけるよう、当事者の居場所づくり事業(ダブルケアカフェぽけっと:奇数月第1土曜日、偶数月第2金曜日城東区社協内の貸会議室)、相談事業(ダブルケア相談室:対面・メール・オンライン)、周知啓発事業(ダブルケアフェスティバル)、ダブルケア当事者の代表が講演や講義に登壇し、活動を進めています。
中でも、ダブルケアフェスティバルは大阪市男女共同参画センター東部館とも共催し、当事者だけでない認知の広がりに向けて、周知につながるセミナーの開催や当事者向けの情報提供・パネル展示などをしています。共催先や城東区社会福祉協議会、地域の協力者などと、チラシ配架や告知サイトでの露出などでイベント参加の広報も尽力していますが集客に苦戦する状況に、「ダブルケア」の認知が進んでいない点が課題だととらえています。
これまでに代表が取材対応し新聞などでも取り上げられる中で、「ダブルケア」が当事者の辛さや課題の深刻さ・複雑さに関連して認知されることが多い印象を感じています。ですが、ダブルケアに臨する=マイナスな出来事ではなく、誰もが介護や子育て、自分や家族の病気等といった様々なケアが同時に起こる状況はあります。自身が少しでも困ったと感じれば必要な情報が得られ、支援につながる動きができるように予め知っていて欲しい、また、周りに「ダブルケア」の方がいたら関係する機関への相談や案内でサポートするなど、誰にとっても自身の暮らしに関わる話題として発信したいと考えています。
今回のプロジェクトでは、「ダブルケア」の認知が進むことに向けて、団体が発信したい内容や情報を可視化することに取り組みます。

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チャレンジの進捗

2025/10/09更新

2025/10/03

君彩プロボノプロジェクト、キックオフ準備が進んでいます。
先日、2回にわけて「キックオフ事前ミーティング」を実施しました。

1回目はメンバー同士の顔合わせ。自己紹介をしながら、互いを知る時間からスタートしました。
2回目は、団体とのキックオフミーティングに向けて、プレゼン資料の方向性を確認。

今回のチームは4人中3人が初めてのプロボノ挑戦。
業種やバックグラウンドも多様ですが、新しい視点や学びが生まれる予感!!
そして、プロボノメンバー全員メガネ着用の統一感♪
無事にスタートを切ることができ、これからの取り組みがとても楽しみです!

2025/10/05

君彩プロボノプロジェクト キックオフミーティングを実施しました。
プロボノチームと、君彩代表の宮内さんとの初顔合わせとなるミーティングを行いました。
当日は、団体の成り立ちやこれまでの取り組み、現在抱えている課題について伺いながら、
プロジェクトメンバーとの対話を通じて団体をより深く理解する機会となりました。
また、次のステップとなるヒアリングの対象者や場面についても具体的に決定。
今後さらに解像度高く団体のことを知ることができそうです。
これらのプロセスを重ねながら、団体の情報発信に役立つ資料の作成を進めていきます。

2025/10/09

君彩「ダブルケアカフェぽけっと」に参加しました。
ここは、子育てや介護など複数のケアを同時に担う“ダブルケアラー”や、将来に不安を感じる人、ダブルケアを知りたい・応援したい地域の方など、誰でも気軽に立ち寄れる居場所です。
申込不要・参加無料・子連れ歓迎で、安心して話せる空間づくりを大切にしています。
この日は一般参加者はいなかったものの、ボランティアの方や、ダブルケアの活動を見学に来られ社会人の方、現場の声や支援のあり方について話を伺う貴重な時間となりました。
このつながりづくりの場所は13時〜15時がフリートーク、15時以降は個別相談の時間としており、「時間を決めて動くのが難しいケアラーに、プレッシャーを与えたくない」という想いから、あえて“ふらっと来られる”形をとっています。
ボランティアの女性は、両親の介護を終えた経験を持ち、今はお一人暮らし。
介護中は「いつ終わるかわからない不安」を抱えながら働き続け、介護後も再就職の難しさに直面していると話されました。「介護の終わりは、次の困りごとの始まり」という言葉が印象に残ります。
宮内代表からも、制度と現場の“はざま”で生じるグレーゾーンの課題に日々向き合っている想いも伺いました。支援者であると同時に、不安や葛藤を語られる姿に、活動の真摯さが感じられました。相談者がいない日であっても、そこに“場”があること自体が支えになっている。ダブルケアカフェは、人と人、支援者と地域をつなぐハブのような存在だと感じました。
今後は、ヒアリングやイベント見学を重ねながら、現場の声を活かした成果物づくりにつなげていきたいと思います。

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