君彩「ダブルケアカフェぽけっと」に参加しました。
ここは、子育てや介護など複数のケアを同時に担う“ダブルケアラー”や、将来に不安を感じる人、ダブルケアを知りたい・応援したい地域の方など、誰でも気軽に立ち寄れる居場所です。
申込不要・参加無料・子連れ歓迎で、安心して話せる空間づくりを大切にしています。
この日は一般参加者はいなかったものの、ボランティアの方や、ダブルケアの活動を見学に来られ社会人の方、現場の声や支援のあり方について話を伺う貴重な時間となりました。
このつながりづくりの場所は13時〜15時がフリートーク、15時以降は個別相談の時間としており、「時間を決めて動くのが難しいケアラーに、プレッシャーを与えたくない」という想いから、あえて“ふらっと来られる”形をとっています。
ボランティアの女性は、両親の介護を終えた経験を持ち、今はお一人暮らし。
介護中は「いつ終わるかわからない不安」を抱えながら働き続け、介護後も再就職の難しさに直面していると話されました。「介護の終わりは、次の困りごとの始まり」という言葉が印象に残ります。
宮内代表からも、制度と現場の“はざま”で生じるグレーゾーンの課題に日々向き合っている想いも伺いました。支援者であると同時に、不安や葛藤を語られる姿に、活動の真摯さが感じられました。相談者がいない日であっても、そこに“場”があること自体が支えになっている。ダブルケアカフェは、人と人、支援者と地域をつなぐハブのような存在だと感じました。
今後は、ヒアリングやイベント見学を重ねながら、現場の声を活かした成果物づくりにつなげていきたいと思います。