羽曳野市で活動する「オナカマ食べようプロジェクト」は、NPO法人はみんぐ南河内(管理栄養士など)と大阪みなみ医療福祉生活協同組合 コープ診療所が事務局を担い、地域の有志の団体とともに、主に年2回程度のフードパントリーと年3回程度の子ども食堂を運営しています。(オナカマ=「同じ釜(の飯を食う)」、お仲間に由来)
フードパントリーでは、地域住民から寄付いただいた食品・食材をお渡しするとともに、子育て・高齢などいろんな分野にわたって、暮らしの中で困り事がある場合の相談・支援につながる方法や連絡窓口の情報もお渡しし、その場でも相談を受け付けるなど、「困っているから来る」のではなく、孤立を防ぐつながりづくりにも取り組んでいます。また会場では、子どもたちとボランティア(地域の高齢者など)に交流の機会を作るなど、楽しく気軽に訪ねられる場づくりにも工夫しています。
情報発信は、コープ診療所の活動員さんによる近隣へのチラシのポスティングや施設・商店への配架、市の広報への掲載など広く知ってもらえるように取り組んでいます。来られる方にとって「困り事があるから訪ねている」という気持ちの負担をなくしたい狙いから、やさしい文面や内容でチラシを作ってきました。一方で、地域のお互い様の気持ちを伝えることや、複雑で深刻な困り事になる手前の、身近な地域の相談窓口に専門家がいたり、複雑な相談も受け付けられる安心につながる場という「活動の背景」を伝える点に課題を感じています。
今回プロジェクトでは、受け取り手の気持ちの負担にならない表現に工夫して、活動の背景を盛り込んで伝える、「フードパントリーの開催案内」のチラシの構成案制作に取り組みます。
チャレンジの進捗