2017/08/21
自分たちの強みを活かして 地域のために尽くす可能性を実感。
最初に訪ねたとき、教室では高齢者たちがノートPCとむきあい、画像を貼付ける方法を学んでいました。きっとお年寄りにとって難しいことを、新しく学ぼうとする意欲に感動しました。「家に帰ってまた練習する」といって帰る姿を見ていると、介護予防というよりも、日々の充実さを感じます。小さく丸くなりつつある背中にぴったり合いそうな、大きめのノートPCを持ち帰るお年寄りの笑顔が印象的でした。 きんきうぇぶは、女性たちがパソコンを学ぶために立ち上げた団体。長年に渡って南大阪一円に講座を開いてきました。いまではスマホ講座やタブレット講座もしています。地域に根付き、住民と深く関わってきた魅力を活かして、高齢者の自立生活を地域で支え合う住民活動や、認知症予防教室を担っています。富田林金剛地区だけでなく、近隣の自治体の生活支援コーディネーターなどとも連携し、高齢者見守りシステム「おはよう伝言板」や、その他アプリ開発といった自分たちの強みを活かして、今後どのような新しい活動を拓いていくのか。私たちにお手伝いできることがたくさんありそうです。by:ライター神野