プロボノプロジェクト

大阪の高齢者の介護予防・生活支援に取り組む団体が、運営基盤強化や広報などの課題解決に挑みます。
社会人経験を通して培ったスキルで解決するボランティア「プロボノ」とともにチャレンジ!

東大阪市

ピッコレマニ

どんな困りごとも助け合える仕組み化への挑戦!協働パートナーを増やすための営業資料作成

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チャレンジ内容

一般社団法人ピッコレマニは、東大阪市中石切町で空き家を活用した居場所づくりを行っています。「ピッコレマニ」とは、イタリア語で「小さな手」という意味。こどもも大人も、シニアの方も、障がいのある方も誰もがふらっと気軽に来て、何気ない会話から悩みを拾える空間づくりに取り組んでいます。早期に課題を拾うことで福祉の専門機関につなげていく隙間ない支援を目的に活動しています。
居場所を中心に訪問介護サービスの提供や、高齢者施設などへのレクリエーション派遣、こども新聞の発行など、さまざまな取組をしています。活動の中心となっているのは地域のお母さんたち。子育ての合間にそれぞれの得意を活かすだけでなく、高齢者施設への訪問前には認知症サポーター養成講座を受講して必要な知識も得て取り組むなど、社会課題を知り学ぶ機会にもつなげています。また。「やってみたい」と思った人が空き家のスペースを活用して子ども食堂やマルシェなども開催しています。今後、このような居場所を広げていくために、コミュニティづくりができる人材育成と、活動のモデルとして確立するために持続可能な運営を目指しています。そのために事業者や行政との協働や資金調達のための営業活動を行なっているのですが、多岐に渡る活動のため理解を得られにくいことを課題に感じています。
今回のプロジェクトでは、活動の社会的意義や価値を明らかにして、地域の事業者等からの協力、協賛を得るための営業資料作成を行います。

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チャレンジの進捗

2025/10/12更新

2025/06/08

キックオフ事前ミーティングを実施しました。
プロジェクトマネジャー以外は全員初参加ですが、「手探りでも力を合わせてやっていこう」という気持ちで動き出しました!プロジェクトがいよいよスタートです!

2025/06/28

チームと団体の初顔合わせとなるキックオフミーティングを実施しました!
お互いの自己紹介のあとは成果物の営業資料の作成に向けて、まずはピッコレマニさんの多岐にわたる活動や、その背景をヒアリング。この日はピッコレマニさんが月に一回開催している「子ども文化祭&地域食堂」の日。その場に居合わせたイベント運営スタッフのみなさんも一緒に同席して、代表の加藤さんの思いを共有するような場にもなりました。

2025/07/31

7月に開催された「子ども文化祭&子ども食堂」を見学しました。
来場者や運営スタッフの方にお話を伺い、子どもが主役になれる工夫や、チラシ・発信で伝えるとよいポイントについて意見をいただきました。
「どうやって知ったか」「チラシに何が書かれていたら手に取りやすいか」など、地域の仲間を広げるためのヒントを得られたことが大きな収穫でした。
今後の取り組みに活かせる具体的な気づきとして整理していきます。

2025/09/10

団体さんへの中間報告に向け、行政・企業・個人それぞれに向けたアンケートを設計し、Googleフォームを活用して配布・回収できる体制を整えました。
寄付や協力の実績・意向、地域福祉への関わり方、イベント参加の動機などを把握する設問を準備し、分析の基盤を作っています。
加えて、外部環境に関するリサーチも実施。
たとえば、日本全体での空き家数は900万戸、空き家率は13.8%と過去最高水準にあることを確認し、空き家活用の意義や地域への影響を整理しました。
また、他の居場所づくり団体の資金調達手段や、福祉制度のスキマを補う取り組み事例なども調べ、ピッコレマニの活動を位置づける参考としています。
今後は、これらの調査結果をまとめ、中間報告資料に反映しながら、活動の価値や必要性をわかりやすく発信できるようにしていきます。

2025/10/10

中間提案に向けた事前ミーティングを実施しました。
これまで積み重ねた議論や資料案を改めて確認し、チーム全体で方向性をそろえる時間となりました。
今回の営業資料(プロトタイプ版)の構成案や、伝えたいメッセージのトーン、資料の活用シーンを具体的に共有しました。ピッコレマニさんの活動を正確かつ魅力的に伝えることを目的に、助成金・寄付・賛助会員・企業協賛に向けた営業資料として、「外から見てもわかりやすく」「共感が生まれる」資料づくりを進めています。

2025/10/12

最終成果物に向けて、ピッコレマニさんとの中間報告を行いました。
この打ち合わせでは、これまでの議論をもとに、活動の方向性や資料のまとめ方、伝え方などを整理しました。
ピッコレマニさんと打ち合わせを重ねるごとに、団体さんの取り組みの本質や想いがより伝わり、私たちメンバー自身も理解が進んできました。団体の思いの背景や意味も見えてくるようになり、「この活動が地域にとって大切な存在か」という意義を改めて感じる時間となりました。
企業や行政、個人支援者など、より幅広い方々に伝わるよう、営業・広報資料の整備を進めています。
わかりやすい言葉やデザインで、誰もが理解しやすく、共感を持って支援したくなるような形を目指します。
空き家という地域資源を通じて、新たな出会いが生まれ、助け合いの輪が少しずつ広がっていく。
その姿に、これからの地域づくりのあり方のヒントがあるように感じます。
最終成果物の完成に向けて、引き続き団体さんと想いを共有しながら、言葉や表現を考えていきます。
より多くの人に届くようにチームで今後も取り組んでいきます。

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