NPO法人にこにこエプロンは、親の孤立を防ぎ、不適切な養育(虐待)の予防に取り組んでいます。運営に関わるボランティアは、子育てが落ち着いた40代〜70代の主婦のみなさん。産前産後のサポートとして、研修を受講したボランティアスタッフが家庭訪問し、ママの不安や悩みを聞いています。サポートを通じて顔の見える関係や安心できる居場所の必要性を感じて「子育てひろば」を開催し、子育て世代が多いエリアでは同じ世代の子ども、同じ悩みを持つ親同士のつながりづくりに取り組んだり、高齢化が進んでいるエリアでは高齢者施設でカフェを実施し、多世代交流を目的に取り組んでいます。また、早い段階で子どもの発達のことを知ることが重要と気づき、講座や勉強会なども開催するなど、見えてきた課題に対して必要な取り組みを広げています。
出生数が減少する一方で児童虐待の相談件数は増加しており、今後も親子の状況にも合わせて、地域にとっても必要な活動の展開に取り組んでいますが、現在、コアスタッフに組織運営に関する業務(情報発信、ファンドレイジング、事務処理など)が集中しており、団体の持続可能な運営のためには、業務分担の必要性を感じています。
今回のプロジェクトでは、にこにこエプロンのこれからの活動展開を支える組織運営面の業務を可視化し、手順書などの作成に取り組みます。
チャレンジの進捗