ええまちづくりのええ話

インタビュー
新規事業のヒントを求めて。「大阪ええまちプロジェクト」で得られたこととは?

現在、民間企業で新規事業企画の仕事をしている高岡さんは、大阪ええまちプロジェクトの「松原ファミリー」の支援に携わりました。どんな考えを持ってプロジェクトに参加したのか、活動内容や活動を通して感じたことなどを語っていただきました。

仕事とライフワーク、2つの視点がきっかけ

現在、就業している会社で高齢化社会に向けた新規事業を考えるミッションがありました。何かヒントを得たいと思い、高齢化・介護・ボランティアでインターネット検索をかけたところ、「大阪ええまちプロジェクト」にたどりつきました。

元々、介護関係の資格を取得したり、高齢者向けのボランティアをしたりしようと思っていたこともあったので、プロジェクトの内容を見て興味を持ち、色々と経験できるのではないかと考えました。

また、定年後も長く仕事をしたいと思い、近所の空き家を利用して高齢者の方が集まる居場所を立ち上げられないかとも考えていたので、仕事と今後のライフワークという観点からも、とても興味がわきました。

 

気軽に分かりやすく情報を伝えるためのFacebookを立ち上げ

認知症の方とその家族を支える団体で、主に介護保険の対象となるサービス事業を行っており、1日15人程度の認知症の方にディサービスを提供しています。認知症の方だけでなく、その家族の支援や、認知症への対処について情報発信もされています。

こちらの団体では3ヵ月に1回程度、会報を作成したり、年に1回総会をやったりしているのですが、情報発信をよりライトにしたいという要望がありました。芋ほりや音楽会などのイベントもあるのですが、そういったものをリアルタイムに発信し、家族や社会福祉協議会の方々、手伝いをしてくれるボランティアに分かりやすくお知らせしたいというものです。

そんな要望に対し、Facebookを立ち上げて団体の活動情報を発信する支援を行いました。

Facebookを立ち上げた後も、私を含め、チームメンバーはその後の状況が気になり、フォローにも行きました。今では、団体の活動状況を頻繁にFacebookで発信されています。支援後にメンバーで集まった際に、「また松原ファミリーに行きましょう」という話もしています。

 

「できることを、やろう」を意識して

20代~30代のメンバーと一緒になって作業することにより、自分自身も気づかなかった事を知ることができました。例えばメンバーがFacebookに関していろんな情報を持っていたので、「そんなこともできるんだ」と気づきをもらいながら、プロジェクトを進めて行きました。年齢やバックグラウンドの異なる人たちと同じ目標に向かって共同作業をすすめていくというのは、なかなかできない経験です。メンバーの中には、もともとFacebookをよく知っている人、あまり知らなかった人、それぞれ差はありますけど、「各メンバーができることをやろう」ということは特に意識をしていました。すべてのメンバーができることをやりながら、目標を達成するということが大事だと思います。

本業の仕事にもとても役立ち、活用することもできました。目標やゴールを設定して、進めていくところがビジネスとの共通点です。部下や上司といった関係ではなく、それぞれのメンバーがベストを尽くすという活動なので、得るものが多かったです。

 

「面白そうだから、やってみる」でいい

プロボノの活動は、会社のプロジェクト活動と似たところもありますので、ビジネスパーソンの方には、ぜひ参加してみることをおすすめします。

仕事でも、何らかの目標、ゴールを設定してメンバーが協力しながら進めるわけで、プロボノの活動とよく似ていると思います。

強いボランティア精神や高い志が無くても、面白そうだからやってみる。そんな気持ちで取り組んでみても、多くの学びや気づきがあると思います。

また、新しいネットワークを作ることもプロボノの良いところです。

例えば、このプロジェクトだけでなく、同じタイミングで始まった別チームのメンバーの方が高齢者の集いの場を立ち上げるということを知って、そのお手伝いをすることになりました。

プロボノの活動だけでなく、どんどんネットワークも広げていけばと思っています。

 

高岡さんが関わった松原ファミリーのプロジェクトの様子はこちら

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